BLOG

2020/03/01 16:45


現在、日本では大麻が禁止されている。

アメリカでは、合法となった州も増えてはいるが、元々は禁止。今でも国としては禁止されている。

しかし、そもそもなぜ大麻は禁止になったのだろうか?

日本においては、なぜ大麻禁止になったのかというと、アメリカにダメと言われたから。戦争に負け、GHQの統制の下「ポツダム省令」によって栽培と所持が全面的に禁止された。しかし、日本では大麻を嗜好品として使う文化はなく、繊維素材や医療目的の薬として普通に使われていた。だから、「大麻取締規則法」というのをその後に制定し、一部は栽培に関する免許制として麻の文化を残した。そして70年以上変わらず、今に至る。

アメリカが大麻を禁止した3つの理由

では、アメリカはなぜ大麻を禁止にしたのだろうか?

それには三つの理由がある。

一つは、大麻から良質な繊維と燃料をとれるから。アメリカでは、第一次世界大戦後ロックフェラーが石油を使ったエネルギーと石油化学製品の台頭を狙っていた。誰でもどこでも育てやすく成長率も早くてコスパが良い大麻があっては、その石油を使った巨大ビジネスが出来なくなる。だから、禁止した。もう一つは、大麻が色んな病に対する薬としての効果があるから。同じく石油などから作った、新しい多くの薬で儲けるには、やはり大麻は邪魔だった。

そして、1937年「マリファナ課税法」が作られた。しかし、この時はまだ、大麻が新しい金儲けに邪魔だから避けたくらいでしかなかった。本当に大麻が悪いものとなり禁止されるようになったのは次の理由がある。

メキシコ人と黒人を追い出すため。つまり、人種差別のため。大麻は1920年代メキシコからもたらされた。ジャズミュージシャンなど音楽と密接な関係にあった。その頃、有色人種に対する明確な差別が、法律では禁止されるようになっていた。しかし、財務省麻薬取局長官のハリー・アンスリンガーは人種差別主義者だった。ナイトクラブで、メキシコ人男性や黒人男性が大麻を愛用し、白人女性と交流されるようになっていた。大麻を手厳しく取り締まることで、メキシコ人や黒人を追い出し、逮捕することができた。メキシコ人や黒人が事件を起こすたびに「大麻を吸うと凶暴になる」「大麻を吸った人間が殺人事件を起こした」と、大麻を悪とする偽の報道をした。メキシコ人と黒人は大麻というものを吸っている。メキシコ人や黒人が事件を起こすのは大麻のせいだ。だから、大麻は恐ろしいもので、恐ろしい大麻を所持しているメキシコ人と黒人とは関わってはいけない。という世を作り出した。

それが「大麻取締法」であり、今の世の悪いイメージに繋がる。

後に、当時の報道は嘘で犯罪者が大麻を使用した証拠はないし、そもそも大麻を吸うとハイになるが攻撃的ではなくむしろ穏やかになるので殺人や暴力は抑えられるということが分かった。

そして、大麻は医療においては大きな力を持ち、依存性や精神作用もそこまで悪くはない(そこまで悪くないだけで悪いのところもあるのは事実なので嗜好品も許すかは微妙だが)ということになり、医療用大麻は多くの地域で許可され、嗜好品も徐々に合法または事実上刑罰されない形になりつつあるのが現代だ。

大麻解禁の先

大麻を解禁すると大きく経済が動く。簡単に誰でもどこでも育てやすい大麻は、医薬業界や繊維業界の巨額な金の流れを変えることになる。国の取締り次第では、大きな税収となり国の経済を回復させる。大麻により逮捕された人々が解放され(特にアメリカでは)逮捕者のための土地と税金が大きく浮く。医療大麻の解禁は、精神的疾患患者、ガン、HIVやてんかん、など多くの患者の命と財布を救う。健康な人においても、ストレスを減らすし、予防医学になり医療費の大幅削減になる。嗜好品としての解禁は、本当に良いことばかりかは分からない。少なくとも、医療用すら禁止されている日本ではまずは医療用から試すべきだ。しかし、この先、世界中で続々解禁されるのは確かで、ならば何も知らずダメ絶対!なんて言わないで、しっかり目を向け事実を確認して行き、せめて法を軽くする必要はある。

まずは、日本でも認可されていて、健康と美容に良いCBDから、大麻解禁への動きを見守りたい。

CONTACT

商品に関するお問い合わせなど
お気軽にご連絡ください。